営業として教室運営に携わるうち
次第にレッスン職に惹かれて
大学卒業後は、フリーの演奏者として都内で伴奏の仕事などをしていました。1年ほど経ってから地元に戻り、島村楽器とは別の大手音楽教室に営業職で就職。教室の会員募集や、楽器販売などの業務を担当していました。もともと、自分が演奏することへの興味が強く、レッスン職に就こうと考えたことはありませんでしたが、音楽教室の責任者として教室に通う会員様や講師と関わりをもつなかで、二人三脚で切磋琢磨してレッスンしている様子に惹かれていき、自分も音楽を“教える職業”に就きたいと思うようになりました。
業務内容を知り「私にぴったり」と確信
地元の島村楽器には、楽譜などを購入するためにちょくちょく通っていて、店員さんがいつも元気が良くて、店舗の雰囲気が明るいなという印象を持っていました。ただ、そこでレッスンもやっているということは実は知りませんでした（笑）。レッスンの仕事に就きたいと考えるようになって、色々調べるなかで、初めて島村楽器のインストラクター職を知り、これならやりたかったレッスンの仕事にも挑戦できるし、今までの営業職の経験も活かせるなと。業務内容が希望に合致するうえ、活気のある店舗で働くのは楽しそうだなと感じたことが決め手になりました。
インストラクターとしてのモットーは
「音楽を長く楽しんでいただく」こと
レッスン業務のほかに、会員様の募集やイベントの企画、また店頭での接客業務を担当しています。ショッピングモールでのデモンストレーション演奏や、様々なテーマの発表会など、教室の活性化につながる企画を立ち上げ、自分で仕事を創っていく感覚です。
レッスンに関しては、当初は、会員様にとても慕われていた前任のインストラクターからの引継ぎという形でのスタートだったため、気負いすぎて思い悩むこともありましたが、たとえ100点満点の先生ではなくても、「この方をサポートしたい」という気持ちがベースにあれば、会員様が音楽を長く楽しむお手伝いはできるんだ、と考えるようになりました。インストラクターとしてのモットーは、音楽を「長く楽しんでいただくこと」そして「一生の趣味にしていただくこと」です。会員様に楽器をおすすめする際にも、「この楽器を選んで良かった」と思っていただけるように、という思いでものすごく真剣に選びます。
産前産後休暇・育児休業を経て復帰してから、働き方の面で自分自身の意識が大きく変化したと感じます。もともと、人にお願いごとをするのが苦手な性格で、何でも一人でやろうとする傾向がありました。当然ながら、うまく分担できないと自分が大変な思いをするだけでなく、店舗全体としての作業効率も良くありません。自分が若手の頃は、「失敗してもいいからまずはやってみる」そして「失敗したところから覚えていく」というスタンスで先輩に接してもらっていたのに、それができていなかったな…と反省しました。以来、「見守る」姿勢を大切にしています。後輩に委ねるべきところは委ねることで自身に余裕が生まれただけでなく、後輩が自信を持って伸び伸びと仕事に取り組むようになったと感じます。こうした経験を経て、レッスンも、それまでの私が何でもやる方法を改め、会員様が自立的に練習したり譜読みしたりできるように、というところを目標にした教え方に変化してきています。
家族の連携プレーで子育て中！
入社4年目で結婚して現在の勤務地に異動。異動5年目に妊娠・出産し、1年2ヵ月の育児休業を経て復帰しました。現在は3歳になる子どもを育てながら、育児短時間勤務中です。店舗は違いますが、夫も島村楽器に勤務しています。ウィークデーの休みはあえてずらして取得し、子どもの急病などにも対応しやすいように工夫。また、夫の平日休みには子どもも保育園をお休みさせて一日見てもらい、私は一人でリフレッシュする時間をもらっています。夫婦そろって連休が取れる長期休暇には、予定を合わせて旅行を楽しみます。
子どもが1歳の頃は、やむを得ず早退や欠勤することもありましたが、店舗のスタッフや他のインストラクターのサポートのおかげで乗り越えることができました。頼もしいチームに感謝しています。また、頑張って成果を出せばしっかり評価してくれる会社なので、育児短時間勤務でも、やりがいを感じながら仕事に取り組むことができています。
インストラクターが集まる会議の機会も定期的にあり、悩みや課題を共有して対応策をディスカッションするなかで、新たな気付きを得たり、刺激を受けたりしています。やりたいことがあればどんどん挑戦させてくれます。常にわくわくできる会社です。
