「HISTORY」が25周年を迎えてフルモデルチェンジ。 3月20日（水）より、まずはエレキギター・エレキベースを15機種33アイテム発売｜プレスリリース

「HISTORY」が25周年を迎えてフルモデルチェンジ。 3月20日（水）より、まずはエレキギター・エレキベースを15機種33アイテム発売

2019年03月14日

　島村楽器株式会社（本社：東京都江戸川区、代表取締役社長：廣瀬利明）は、1994年より多くのギタリスト＆ベーシストに支持されてきた国産ギターブランド『HISTORY（ヒストリー）』が今年で25周年を迎えるにあたり、フルモデルチェンジを実施いたします。その第一弾として2019年3月20日（水）、エレキギター・エレキベースのラインアップを2シリーズ発売いたします。高品質でプロユースにも対応できる『HSシリーズ』が8機種18アイテム、そして同ブランドのエントリークラスにあたる『CZシリーズ』が7機種15アイテムです。

価格は『HSシリーズ』が￥175,000～￥210,000（税抜）、『CZシリーズ』が￥76,000～￥83,000（税抜）。HSシリーズは従来発売してきたHISTORYブランドの価格帯を踏襲する一方で、CZシリーズの誕生により、学生でも手の届きやすい価格帯を実現しました。HISTORYを使用する憧れのアーティストを、いっそう身近に感じられることでしょう。

　伝統的な意匠を尊重しながらも、現代の音楽シーンにおいて即戦力となるサウンドとクオリティを追求するHISTORY。今回のフルモデルチェンジでは「次の時代をあなたと。」をコンセプトに、旧来からの継承と大胆な変更が共存しています。

25年の歴史とともに、熟成と進化を重ねて生まれ変わった新しいラインアップをお近くの島村楽器でお試しください。

なお3月20日（水）～5月6日（月）まで、店頭での試奏・アンケート回答をして下さったお客様に豪華プレゼントやHISTORY25周年記念ピックが当たる、「試奏キャンペーン」を実施します（詳細は下記キャンペーン情報を参照ください）。

高品質でプロユースにも対応できる、『HSシリーズ』

HISTORYの中核として位置づけるこの『HSシリーズ』では、素材や技術、出荷セットアップに至るまで一切の妥協を排し、ブランドの威信をかけたサウンドとクオリティを追求しています。プロギタリスト/ベーシストらの開発協力を通じ、プロが音楽の現場で即戦力として使えるサウンドを獲得。一方で丁寧なセットアップによるその優れた弾き心地は、プロのみならずビギナーにとっても推奨すべきクオリティです。

今回発売するアイテムは、過去のHISTORY製品の中で最もオーセンティックで落ち着いた風合いにしています。ボディからネックまで全てをラッカー仕上にしてありますが、この絶妙な半艶は塗装工程にとっては難易度が高く、試行錯誤を重ねて新たに開発しました。ヘッドは美しい白蝶貝のHISTORYブランドロゴのみとシンプルな外観に。また新たに、ナット素材には優れた性能を持つUnbleached Cow Bone (無漂白牛骨）、指板素材には木肌が美しくサウンドも魅力に溢れる高級材”グラナディロ”を採用。HISTORYはより良いルックスとサウンドを目指し常に進化しています。

＜エレキギター5機種12アイテム＞

フラッグシップとなる「HS-LC」は2色展開で、ラッカーフィニッシュによりハンドメイドギターを思わせる温かみのあるルックスとなりました。マホガニー材のギターらしい太く甘いトーン、そしてエボニー指板がその輪郭を引き締めます。ボディにはチェンバー加工は行わず、パワフルでコシの強いサウンドを獲得しました。ピックアップには、ハイゲインアンプとの相性も良いセラミックマグネットを採用、キメが細かくよく伸びるディストーションサウンドが心地よいです。

「HS-LS」は2色展開で、イメージ画像にも用いている新色Translucent blue/トランスルーセントブルーも目を惹く一本。音楽的な表現力が豊かなヘリテイジウッド・ハードメイプル（※1）をボディトップに用い、ボディバックにはチェンバー加工なしのマホガニー材とすることで、楽器本来の鳴りを追求しました。アルニコ2マグネットのオリジナルピックアップはピッキングへの反応に優れ、プレイヤーの繊細な表現力も余すことなく出力します。

「HS-SV」は3色展開。ラッカー仕上げによるヴィンテージライクな風合いです。倍音が豊かなヘリテイジウッド・ハードメイプルのネックに、レスポンスに優れ豊かな中音域をもつ高級指板材グラナディロを組み合わせることで、これまでにない明瞭かつ芳醇なトーンを獲得しました。

「HS-SV/M」は2色展開。貴重なヘリテイジウッド・ハードメイプルの1ピースネックが特徴。メイプル指板らしいクリアで立ち上がりの良いサウンドの中にも、豊かな倍音成分によって、温もりのある耳心地のよいトーンを感じることができます。風合いのあるラッカーフィニッシュとともに、末永く弾き込むことで熟成を愉しめる一本です。

「HS-TV/M」は3色展開。ライトアッシュの木目が美しい。天然木材ならではで同じ年輪のものは二本と存在せず、自分の1本に特別な愛情を持つことが出来ます。このモデルならではのキレのあるカッティング、ピッキングのレスポンスに優れ、そのサウンドはスピード感に満ち溢れています。そのサウンドはクリアさの中にヘリテイジウッド・ハードメイプルならではの倍音豊かで芳醇なトーンをもち、ピッキングする愉しみを提供します。チタン製のサドルは各弦の分離に優れ、コードワークを一層快適にしています。

※1　ヘリテイジウッド・ハードメイプルについて

環境の厳しい原生林で育ったため年輪が細かく密度の高い原木が、北米大陸の開拓時代(18 世紀中頃から19 世紀初頭)に伐採された。運搬や貯木の際にその一部が水底に沈み、長い年月が経過。その間に導管内の不純物をバクテリアが食べ尽したことで、倍音豊かなトーンウッドとして熟成されました。木目が詰まっていることで反りやくるいも出にくくギター製作には理想的で、大自然と時間が育んだ奇跡の木材です。リアルヴィンテージ材とも呼ばれています。

＜エレキベース3機種6アイテム＞

「HS-BJ4」は3色展開で、パッシブベースの想像を超える分離の良いサウンドと確かな音程感が魅力です。アルダーボディならではの粘りのある中音域に加え、ヘリテイジウッド・ハードメイプル＆グラナディロ指板による豊かなネック鳴り。ラッカー塗装のクラシカルな佇まいの中にも、サークル・フレッティング・システム（※2）やチタン製サドルなどの進化を加えています。

「HS-BJ4ASH」は木目感が活きたナチュラルカラーの1色展開です。アッシュボディらしいレンジの広いサウンドに、ヘリテイジウッド・メイプルネック＆グラナディロ指板という従来に無いマッチングが新しいサウンドを誕生させました。アンサンブルの中においても存在感のあるトーンは、サークル・フレッティング・システムならではの明瞭な音程感とともに、バンドサウンドの核となることでしょう。

「HS-BP4」は2色展開。HS-BJ4同様に、アルダーボディによる粘りのある中音域、ヘリテイジウッド・ハードメイプル＆グラナディロ指板による豊かなネック鳴りが特徴。太く力強いトーンでありながらも、アンサンブルに埋もれることのない確かな存在感を放ちます。

※2　サークル・フレッティング・システムについて

フレットを円弧状に打つことで、ナットから最終フレットまでの長さが全ての弦で同一なシングル・スケールを実現。ポジションによる和音のズレに気を煩わされることなく、より正確なピッチ感が得られるテクノロジーです。また、弦とフレットが直交することでクリアーな響き、豊かなサスティーンとアンサンブルの良さを実現。その効果はスケールが長くなるほど顕著で、特にローエンドの音程感が良好になるエレクトリックベースとの相性がよい。音程がより正確であるキーボードがいるバンドでの心地よいピッチ感、ヴォーカリストが歌いやすくなったといった報告もなされています。

■付属ケース

HISTORY-HS用オリジナルギグケースを付属。撥水生地と防水ファスナーを採用し、ごく少量の降雨であれば中の楽器は安心です。また必要にして十分なクッションを配しながら、普段使いがより快適になるようスリム＆軽量化を図っています。

アンダー10万円でより手が届きやすい、『CZシリーズ』

従来のHISTORYブランドは20万円前後、あるいはそれ以上の価格帯のモデルが中心でした。初心者の時こそ弾きやすく、良質なサウンドを体験すべきであり、「HISTORYならではの高い品質をより手の届きやすい価格帯で実感していただきたい」という思いから、「CZシリーズ」は生まれました。ギターを始める初心者の方や、中～高生で部活動に使われる方にとって申し分ないスペックを持つとともに、長く愛用できる確かな造りが魅力です。HSシリーズ同様に、カラーリングやシェイプはギター・ベースの定番を押さえつつ、若年層に人気のカラーである、メタリックな赤・青・黒などを取り入れています。

＜エレキギター4機種9アイテム＞

CZシリーズのエレキギターは素直で癖のないトーンを持ち、扱いやすいサウンドを得られるのが特徴です。

「CZ-SV/R」は3色展開で、「CZ-SV/M」は2色展開。両機種とも3ピックアップやシンクロナイズドトレモロなどを搭載した、最も汎用性の高いモデルで、最初の一本ならこのタイプといえるスタンダードな仕様です。「CZ-SV/R」は指板がローズウッドで、自然な触り心地とふくよかな中音域が魅力。「CZ-SV/M」はメイプル指板ならではのキレがあり、高音域の透き通った明るい音色を得られます。

「CZ-TV/R」は3色展開で、「CZ-TV/M」は1色展開。ギターボーカルにも好まれるシンプルでストレートな音色が特徴。コードカッティングのレスポンスが抜群でスピード感溢れるサウンドが魅力。「CZ-TV/R」は中音域の豊かなローズウッド指板、「CZ-TV/M」はクリアで音抜けの良いメイプル指板。サウンドやルックスにも個性が活かせます。2機種とも6連独立のブリッジサドルを採用し各弦毎によりシビアな弦高やオクターブ調整を行えます。

＜エレキベース3機種6アイテム＞

CZシリーズ・エレキベースはいずれもバスウッドボディを採用しており、一般的な同タイプのベースより重量がやや軽いのがポイントです。C.F.S.(サークル・フレッティング・システム）を施したフレットは、特にベースは低音域での音程感がよく、ワンランク上のグレードを感じさせる確かなピッチ感や抜けの良い安定したサウンドを提供します。

「CZ-BJ4/R」は3色展開で、「CZ-BJ4/M」は1色展開。低音域から高音域までトーンバランスが良く素直で癖のないサウンドで、迷ったらこのモデルといえる、あらゆるジャンルに使える汎用性の高い定番モデル。

「CZ-BJ4/R」は甘く太いトーンのローズウッド指板。「CZ-BJ4/M」は高音が抜けの良いメイプル指板でスラップ奏法にも適しています。

「CZ-BP4/R」は2色展開で、このモデルに搭載されているPタイプピックアップは、ベースらしい太く重いサウンドが最大の魅力。一方でその音質ゆえに4弦ローポジションでのピッチ感が曖昧になりがちですが、C.F.S.(サークル・フレッティング・システム）の効果によりピッチ感が明瞭になっています。クリーンからドライブサウンドまでバンドアンサンブル全体の音を低音から支えます。

■付属ケース

HISTORY-CZ用オリジナルギグケースを付属。ダブルショルダー式で、電車や自転車、バイクなどの移動時にも快適です。

＜HISTORYブランドについて＞

HISTORYは1994年に生まれた時から一貫したポリシーがあります。「ギタリスト/ベーシストに本当に優れた理想の楽器を使ってもらいたい」という想い。それは伝統的なテイストの中にも、常に進化や改善を怠らない楽器づくりに繋がります。外観にはどこか温かみを感じさせるオーセンティックな風合いを残しながらも、その本質は常に楽器としての高みを目指し、最新のテクノロジーや革新的なマテリアルを適材適所に惜しみなく導入していきます。これらの厳選された素材と最新の技術により生み出されたギター/ベースは、多くのプレイヤーから高い評価を得ています。また、その時入手できた稀少材を使用した限定モデルや、著名ギタリストとのコラボレーションによるアーティストモデルなど、さまざまなスペシャルモデルも発表しています。

◆厳しい品質管理を経た、信頼の一本

即戦力となるギター/ベースとして、手にしたその時から最高のポテンシャルを発揮するために。

HISTORYは、非常に厳しいクオリティコントロールを実施しています。

専任セットアッパーによる出荷前検査/調整は、HISTORYが独自に設けた品質基準によるセットアップを実施、

0.5mm以下の緻密な計測を行いながら、各部署の調整からナット溝の加工に至るまで一切の妥協はありません。

優れた演奏性と最高のサウンドを常に追求しています。

◆「次の時代をあなたと。」

ブランド創設25周年を迎えた今年、スローガンを「次の時代をあなたと。」に変更しました。HISTORYのギター/ベースをご使用いただくすべてのユーザー様とともに、新たなステップへと進化を遂げてまいります。2019年は、今回のエレキギター・エレキベースの「HSシリーズ」、「CZシリーズ」に加え、高級銘木などを使用したフラッグシップモデルとなる「HGシリーズ」を年内発売予定です。またアコースティックギターの新ラインアップも続々投入予定です。

今後のHISTORYにご期待ください。

HISTORY公式HP

◆製品仕様　※価格は全て税抜表示

HSシリーズ・エレキギター