楽器リサイクルプロジェクト 第5回楽器募集のお知らせと寄贈実績のご報告

2017年09月20日

島村楽器株式会社(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:廣瀬利明)は、企業の社会的責任(CSR)の一環として行っております『楽器で世界を笑顔にしよう~楽器リサイクルプロジェクト~』の第5回楽器募集を、10月1日(日)~10月31日(火)の1ヶ月間、実施いたします。
 当プロジェクトは、全国の島村楽器店頭にてお客様から提供いただいた楽器を、国内外の子どもたちへ届けるリサイクル活動。皆様からご提供いただいた楽器は、リペア専門部署または弊社の運営する音楽学校「島村楽器テクニカルアカデミー(東京都渋谷区)」にて修繕・クリーニングを行い、全国の児童養護施設や独立行政法人国際協力機構(JICA)や一般社団法人エル・システマジャパンを通して国内外の子どもたちへ贈られます。2013年の発足以来、527点の楽器が集まり、修理・調整を終えた381点の楽器が子どもたちの元へと届けられています。(2017年9月20日現在)

 

■   活動目的
島村楽器は、「音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を1人でも多く創る」という経営理念のもと、音楽のある生活を広めるために活動しています。しかし、日本国内を含めた世界の中には、なかなか楽器に触れることのできない子どもたちが大勢います。音楽は生活必需品ではありませんが、音楽を奏でることによって笑顔が生まれ、音楽が人々の心を潤し、生活を豊かにすると我々は信じております。その信念のもと、一人でも多くの子どもたちに楽器を奏でる素晴らしさを知って欲しいという想いから、当プロジェクトは誕生いたしました。

■ 受付条件 
①購入から10年以内の楽器であること
②楽器に明らかに大きな打痕、錆び、塗装の剥げがないこと
③ケースが付属していること(ハード・ソフト不問)

■ 募集楽器
管楽器:ソプラノサックス、テナーサックス、クラリネット、フルート、トロンボーン、ホルン
弦楽器:エレキギター、エレキベース、ウクレレ、アコースティックギター(クラシックギター除く)
※ギターのレフティーはお受けできません
※修繕不能と判断した楽器については、提供者のご意向を確認し、返却または破棄とさせていただきます

 

◆ 2017年1月~9月末までの寄贈報告
<開発途上国へのお届け>
本年もJICA(独立行政法人 国際協力機構)の2017年度春募集「世界の笑顔のために」プログラムにアルトサックス6本、フルート6本、トランペット2本、カスタネット2つの合計16本を寄贈しました。寄贈楽器は青年海外協力隊員を通じて、パラグアイ・コスタリカ・グアテマラの方々に届けられます。

独立行政法人国際協力機構 (JICA) 「世界の笑顔のために」プログラム http://www.jica.go.jp/partner/smile/

<国内の児童養護施設へのお届け>
児童養護施設には、各施設から最寄となる島村楽器店舗のスタッフが直接伺い、寄贈式を行いました(※)。寄贈式では、子どもたちや職員の方々に楽器の扱い方や演奏の仕方をレクチャー。はじめて触る楽器を前に子どもたちは瞳を輝かせ、演奏を楽しんでくれました。音楽のある生活が子どもたちの健やかな成長の一助になってくれることを願っています。
※同県内に店舗がない地域の施設については配送でご対応させていただきました。


寄贈先施設一覧(順不同・敬称略)
歌棄洗心学園(北海道)・舞鶴学園(京都府)・光輝寮(愛知県)・上里学園(埼玉県)・因伯子供学園(鳥取県)・若竹ホーム(埼玉県)・ベトレヘム学園(東京都)・名古屋養育院(愛知県)・同朋学園(兵庫県)・二葉むさしが丘学園(東京都)・まつば園(東京都)・救世軍愛光園(広島県)救世軍希望館(大阪府)・名古屋文化キンダーホルト(愛知県)・あいむ(山梨県)・神戸少年の家(兵庫県)

 

<エル・システマジャパンへのお届け>
エル・システマジャパンは、東日本大震災で被災した子どもたちが音楽での経験を通して自信や尊厳を回復し、人生を切り開いていく「生きる力」を育むことを目的に、2012年3月から活動を行っています。オーケストラに参加する子どもたちに無償で楽器を貸与しているこの団体へ、バイオリン19本(分数含む)、チェロ1本、フルート1本の合計21本を寄贈しました。寄贈楽器はエル・システマジャパンを通して、福島県相馬市、岩手県大槌町、野県駒ヶ根市の音楽教室に届けられます。