S7G at “CYCLAMEN Live”! ~SikTh Live in Japanレポート④~

Arbus、INFECTION、CYCLAMENのパフォーマンスで会場全体の興奮が最高潮に達して来た中、いよいよヘッドライナーのSikThが登場です。

SikTh!

CYCLAMEN~SikTh登場の間、観客はすでに待ちきれない状態。
そんな中、SikThライブが幕を開けます。


会場はすでに超満員。
これだけの人数がよく入ったと驚くくらいの人口密度です。

スタートからSikThの音圧が会場の人の波に向けてぶつかってきます!
やはりこのDjentというジャンルの必要不可欠な 要素なのでしょうか、Dan "Loord" Foordのドラムは一切の乱れのない正確なリズムをたたき出し、バンド全体を支えます。
なぜあんなに手数ならぬ足数のおおいフレーズで、さらにパワーもすごい状態で、疲れずに演奏し続けられるのか...変態たるゆえんですかね。


ベースのJames Leach。
Loord同様にリズムが乱れません。フロントマン4人に比べて、ステージ後方に立って変態フレーズを紡ぎ出していたのですが、それでも存在感は圧倒的。

「Bland Street Bloom」で始まったショーは時の流れがあまりにも速く感じます。


フロントマンの一人であるギターのDan Weller。
PRSが小さく見えるほどの体格で、手もかなり大きいのになぜあんな細かなフレージングが可能なのか...

「Part of the Friction」「Scent of the Obscene」「Pussyfoot」「Flogging the Horses」と、演奏に圧倒されている間にどんどん曲が進んでいきます。こんなに時間が短く感じるのはなかなかありません!


ボーカルのJustin Hill。音源と違わぬスクリームを聞かせてくれました。ここまででかなりの時間が経過し、そしてかなり喉を酷使しているはずなのに、まだまだ疲れを感じさせません。ホントに「なぜ!?」と思わされます。

「When Will the Forest Speak...?」「Wait for Something Wild」「Sanguine Seas of Bigotry」...
会場に来ている皆が望んでいた10年ぶりの生SikTh。それまで溜め込んできた期待感を爆発させるかのように会場全体が揺れます。


もう一人のボーカル、Mikee Goodman。HAYATO氏がイギリスに在住していた際にゲストボーカルとしてダメ元で彼に依頼をしたら快諾してくれ、そこからHAYATO氏との交流が続いています。
Mikeeは常に会場を煽るような、鼓舞するような、そんなパフォーマンスで10年ぶりの来日公演をスペシャルなものに仕上げていきます。


そしてMikeegがモッシュのリクエスト。
ギュウギュウだった会場の真ん中にぽっかりスペースが出来ると、観客が音に身を任せてモッシュ、スタート!


「Hold My Finger」で観客はフルボルテージ!!

そんな中、Graham "Pin" Pinneyはこれまた変態の域に達している、いえ、その域をすでに飛び出しているかのようなギターを聞かせてくれます。


ホントになぜこんなに大きな手でこんな繊細なプレイができるのか。
そしてホントにリズムが正確。

PinのサウンドはBlack Madhine~Diezelで作られた、ドストレートなハードコアサウンド。


そして「Another Sinking Ship」でライブが締めくくられました。

が! アンコールが鳴り止みません...

SikTh再登場!!

アンコールではMikeeからステージに呼ばれたHAYATO氏。


心の底からSikThを招聘できたこと、そして何よりSikThと同じステージに立っていることに感無量の様子が伝わってきて、会場内では目頭が熱くなっている方も。

「How May I Help You?」「Skies of Millennium Night」の2曲をアンコールとして演奏してくれたSikTh。超ド級の変態テクニックを見せつけ、なにより日本の、CYCLONEに集まった我々をSikThワールドに巻き込んでくれた事に感謝します。


ライブ後はホールにINFECTION、Arbus、CYCLAMEN、SikThメンバーが出てきて観客と談笑していたり、CYCLAMENのHAYATO氏とカツノリ氏は出口で観客一人一人に「今日はありがとうございました」とご挨拶されていました。なんて素敵な人たちなんでしょう。

SikThを呼んでしまうCYCLAMENの行動力はもちろん、INFECTION、Arbusといった実力のあるバンドに接することが出来ました。
今後も日本メタル、ハードコア、Djentの未来が楽しみです。

※SikTh来日公演は翌10月12日も開催されました。

そこではヘッドライナーのSikTh、彼らを招聘したCYCLAMENはもちろん、MINOR LEAGUE、bilo'uという、こちらも日本のメタル、ハードコアシーンを代表するバンドが登場。S7G Japanチームは残念ながら2日目にはお邪魔できず...(涙)

動画とHPをご紹介させていただきます。

MINOR LEAGUE

MINOR LEAGUE公式HP → http://www.minor-league.jp/

bilo'u

bilo'u公式HP → http://www.biloumusic.net/

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