※文中敬称略
2017年6月3日(土)、S7Gの新たなアーティストとして告知していた烈、翼を擁するDIMLIMが活動始動ワンマンライブを開催。会場を満員にした彼らのライブを画像と共に振る。
DIMLIM ONE MAN "STARTING LIM" @池袋BlackHole
5月26日よりS7Gアーティストとなった烈と翼。その二人を擁するDIMLIMの始動ワンマンライブが池袋BlackHoleで開催されるとの事で、当日は先行物販にも長蛇の列。
チケットがソールドアウトしたという事で、会場もキャパぎりぎり。始動ライブにもかかわらずこの入り状況は、DIMLIMへのファンの期待度の高さがうかがえる。
SE後の轟音が鳴り響く「アハレワタ」が始まると、会場は一気に最高潮。シークレットライブでも演奏を重ねてきた「Destroy Desire」「THE INVISIBLE」と、ファーストアルバムに収録されている曲が続く。
4曲目は「浄土の花」。ヘヴィなナンバーが続く中、やはりボーカル聖の圧倒的な存在感は会場に詰め掛けたファンを虜にしていく。
DIMLIMの曲の中でもキャッチーなメロディが印象的な「初潮」。ギターソロ後のフレーズで、S7G Copperheadのヌケたサウンドを前面に押し出す翼。
派手なアクションだけでなく、堅実なテクニックがDIMLIMサウンドを支える翼の演奏によって、S7Gがギターだけでなくベースでも本領を発揮する事を証明してくれる。
「limit of reverse」「メンタルヘルスダンス」と、始動ライブながら多彩な楽曲を繰り出すDIMLIMを支える壱世のドラム。スピード感あふれるツーバスがヘヴィさの中に疾走感を生み出す。
「MASSACRE」へと楽曲が進んでいく中、烈と対照的なプレイスタイルでDIMLIMに彩を与える竜弥。
ラストの「虚妄の歌」は聖のグロウル、ホイッスル、ハイトーンが冴えわたる楽曲。また烈をはじめとした楽器隊のテクニカルな部分もフィーチャーされ、アワレハタと共に公式Youtubeチャンネルで好評を得ている。
アンコールで登場した聖は顔の右半分のメイクを落とした状態で登場。
「コンタクトで視界を狭めているとこの素晴らしい光景を見逃してしまう気がして」と、満員になった始動ワンマンの光景に感無量。
ピックアップをBareknuckleのJuggernautに変更したCobra Standard 7を繰る烈。
刻みからタッピングなど様々なテクニックを駆使する烈によって、DIMLIMサウンドの広がりはさらに増していく。
ドラムソロ→ベースソロからの「THE SILENT SONG」「Regret」とアンコールを堪能したファン。
会場は最後まで名残惜しそうにメンバーの退場を見送り、始動ワンマンが終了した。
楽曲のクオリティだけでなく、それを再現するテクニック、そして会場を一つにまとめる力と、DIMLIMが単なるヴィジュアル系バンドではない事が証明された夜。今後控えているMV公開や数々のライブ、音源発売等々がさらに楽しみである。
■セットリスト
- アハレワタ
- Destroy a desire
- THE INVISIBLE
- 浄土の花
- 初潮
- limit of reverse
- メンタルヘルスダンス
- MASSACRE
- 虚妄の歌
-Encore- - Drum Solo → Bass Solo
- THE SILENT SONG
- Regret
photo by @Litchi_LP