音楽教室だより
オールマイティーな楽器、ユーフォニアムの魅力!
皆様こんにちは!島村楽器 音楽教室統括課の椿(つばき)です。
今回のユアステだよりは、ユーフォニアムでご出演されるイオンレイクタウン店の髙瀬さんをご紹介いたします。
YOUR STAGEは様々な楽器の演奏が聴けるのも魅力の1つです!そんなYOUR STAGEの開催期間中でも数回しか演奏を聴くことが出来ないユーフォニアムは、特別な楽器と言えるのではないでしょうか。
ユーフォニアムの魅力や演奏にかける想いをお伺いしました。
写真左から:担当講師 渡辺/髙瀬さん/音楽教室担当 吉田
出演者紹介
- お通いの店舗:イオンレイクタウン店
- 会員様:髙瀬さん(30代)
- ご出演楽器:ユーフォニアム
- レッスン歴:3年
- 取材日:2021年6月14日(月)
自分にとって『ちょうどいい』
吉田(島村楽器 イオンレイクタウン店 音楽教室担当スタッフ):楽器を始めたきっかけと、ユーフォニアムの魅力(面白いところ)を教えてください。
髙瀬さん(島村楽器の音楽教室 スクール会員様):始めたきっかけは、自分が小6の時、姉(当時中1)の定期演奏会を聴きに行き、そこで惹かれた楽器がユーフォでした。名前も知らず音と見た目に惚れて、「あの先輩が吹いていた楽器はなんて言うの!?」と姉に質問していたのを今でもハッキリ覚えています。
中学に入学し迷わず吹奏楽部に入り、第一希望はユーフォで出しました。ですが、トロンボーンもどう?と勧められ、ユーフォと吹き比べた音を聴いた顧問の先生が『やっぱり君はユーフォの方が向いてるね』と言って、ユーフォになりました。
ユーフォの魅力は語り尽くせないほど、面白さと魅力にハマっている感じがします。楽器の名前、見た目、音…に惹かれたことが魅力なのかな?と思いました。演奏する時に楽器を包み込むようにして吹くけど、出てくる音は周りを包み込むような暖かい音。たまに主張できるし、伴奏も対旋律もオールマイティ。ソロもできるし、全てにおいて自分にとって『ちょうどいい』のがユーフォなのかなと思います。
自分の演奏を一人でも多くのお客さんに聴いてほしい
吉田:髙瀬さんは3回目の出演となりますが、今回のYOUR STAGE出演を決めた理由は何ですか?
髙瀬さん:昨年も出演が決まっていましたがコロナウイルスの関係で中止となり、聴いてもらえないという残念な気持ちと悔しさが残りました。今年はまたあのホールに立って演奏したい!演奏できるなら自分の演奏を一人でも多くのお客さんに聴いてほしい、自分の演奏を届けたいと思ったので出演を決めました。
ユーフォニアムらしさが出る曲
吉田:ユーフォニアムのソロ演奏は一般の方ではなかなか聴ける機会も少ないと思います。今回演奏される「Song for Ina」はどのような曲でしょうか。聴きどころを教えてください。
髙瀬さん:自分の好みや雰囲気に合うものにするか?それとも、全く新しいジャンルを開拓するか悩んだ末、「いつか自分も演奏してみたいな」と思っていた憧れの曲であり、好みに合う曲だったので、今回演奏することにしました。
この曲は温かさ、ぬくもりがあり、優しく美しいメロディでユーフォニアムらしさが出る曲だと思います。中間部のCadenza風の所はこの曲の中でも緩急が最も多いうえに、無伴奏になります。曲中通して高音域も続くので緊張しますが丁寧に演奏していきたいです。
現在のレッスンの様子
渡辺(島村楽器 イオンレイクタウン店 ユーフォニアム講師):演奏曲である「Song for Ina」は、高音部が多く出てくるのでウォームアップの時間を少し多めに取り、バテないようにしながら高音部の特訓をしています。髙瀬さんは勢いで音を出してしまいがちなところがありますが、息をコントロールして音を出すということをアドバイスしてから、最近ではコツを掴めてきているように感じています。なかなか思うように練習ができないことも悩まれていましたが、楽器を吹くことだけが練習ではないと思います。その点で髙瀬さんは指と歌の練習、マウスピースでの練習も積極的に取り組み、次のレッスンではできなかったところができるようになる程、熱心に練習されているんだと思いました。たくさんの曲が吹けるようにこれからも頑張っていきましょう!
髙瀬さん:学生時代とは大きく異なり、仕事と練習との両立が難しく、満足に練習できず苦しいところがあります。レッスンに行っても「練習のための練習になっているのではないか?」と思うこともあり、申し訳なく感じることもあります。ですが「楽器がない時にできる練習をしよう」と意気込み、毎日何かしらの形で取り組むようにしています。レッスン中も含めて、練習するとすぐに「自分のできなさ」「課題」等の壁にぶつかることばかりです。うまくいかなかったり、思っていたよりも今の自分ができていなかったりするので、気持ちばかりが先行して焦ってしまうことがあります。先生の熱のこもった指導を受けながら「少しずつでも前に進むぞ!」と自分を鼓舞させながら取り組んでいます。
最後まで諦めずに最高の演奏を届けたい
吉田:YOUR STAGE出演に向けて、現在のお気持ち、意気込みなどはいかがですか?
髙瀬さん:3回連続で出演できることになるので、言葉に表せないくらいの嬉しさ・喜びがあります。「やっとお客さんの前で、ホールで演奏できる」「自分の演奏を多くの人に聴いてもらえる」と思い、練習でうまく行かないことがあっても最後まで絶対に諦めずに取り組みたいです。本番では今までの練習の成果を発揮して最高の演奏を届けたいです。
担当講師より応援メッセージ
渡辺:髙瀬さんの表現力は素晴らしいです!誰にでも持っているものではないので自信を持って、感動していただける演奏を目指し頑張ってください!