音楽教室だより
ヴァイオリンを楽しみ続けるため、更なるステージへ挑戦
皆様こんにちは!島村楽器 音楽教室統括課の青木です。
今月からお届けしております、『ユアステだより』。Part.1の藤平さんに引き続き、Part.2をお届けします!
YOUR STAGEと言えば、お一人お一人の演奏にドラマが垣間見えるところが見どころのひとつですね。
今回はヴァイオリンアンサンブルでご出演の伊野さんの現在のご様子、本番への意気込みなどをご紹介いたします。
出演者紹介
- お通いの店舗:コクーンシティさいたま新都心店
- 会員様:伊野さん(30代)
- ご出演楽器:ヴァイオリン
- レッスン歴:2年
- 取材日:2021年5月4日(火)
きっかけは1本の電話
若原(島村楽器 コクーンシティさいたま新都心店 ヴァイオリン・ビオラインストラクター):伊野さんは2019年7月にヴァイオリンサロンに入会されましたが、入会のきっかけを教えてください。
伊野さん(島村楽器の音楽教室 サロン会員様):ネットで購入したヴァイオリンの弦が切れ、交換してもらおうとコクーンシティ店に電話した時、ちょうど若原先生が出てくださって、交換まで対応してくださいました。
ヴァイオリンの経験が無く独学では難しそうな楽器だったので、その時に教室があると聞き、このまま同じ先生に教えてもらおうと体験を申込み、入会しました。
音数が多い曲も1人で弾けるように
若原:レッスンを始めてからどんなところが上達しましたか?
伊野さん:入会して2年弱が経ちますが、指板に貼っていた音程の目印になるシールを全て外し、今では指の開きで音程が取れるようになってきました。
音数が多い曲も1人で弾けるようになりました。
ヴァイオリンを支えながら演奏するため、以前は構えただけで疲労感がありましたが今では身体が持つようになりました。
若原:ヴァイオリンを習い始めて思い出に残っていることはありますか?
伊野さん:入会して3ヵ月で出演したおさらい会がとても印象に残っています。
くじ引きで順番を決めましたが、なんとトップバッターを引いてしまい…
緊張の中「アメイジング・グレイス」を弾ききることができました。
サントリーホールで弾けるなんて贅沢
若原:YOUR STAGEに出演を決めた理由を教えてください。
伊野さん:昨年も出演予定でしたがコロナ禍で中止となり、ステージで弾くことを目標としていたので改めて申し込みしました。
大人になると演奏できる場が少なく、あのサントリーホールで弾けるなんて贅沢だと思い、とても楽しみにしています。
アンサンブルで弾けるならより楽しそう
若原:ハチャトゥリアン作曲 仮面舞踏会を演奏されますが、この曲を選んだ理由を教えてください。
伊野さん:若原先生が提案してくださった曲の中から選びました。
いつか弾いてみたい曲の1つでもあり、他のメンバーとも意見が一致し、この曲で即決定でした。
もともとオーケストラの曲でもあるので、アンサンブルで弾けるならより楽しそうだなと思いました。
私が演奏するパートは3拍子のきざみや、低音でメロディーラインの厚みを出す役割を担っています。
華やかだけでない不気味な曲の雰囲気も作り出せたらと思います。
若原:この曲の難しい部分や頑張って練習していることはなんですか?
伊野さん:テンポが♩=140というとても速い曲なので、まずは音の細かい部分や音程合わせをゆっくり確認しています。
今までの曲にはなかった弓の跳ばし(弓を跳ねさせる奏法)や、半音階の旋律など新しい奏法が出てきたので、挑戦する事ばかりです!
最後に
若原:今回、YOUR STAGEは初出演、しかも3人でアンサンブルですね!今の意気込みをお願いします。
伊野さん:アンサンブルを楽しみつつ、他の2人と合わせられるよう、頑張ります!
担当インストラクターより応援メッセージ
YOUR STAGEの出演をお誘いした際、「ぜひ出演してみたいです!」とすぐにお返事をくださいました。
何事にも挑戦し、1回1回のレッスンを懸命に受けてくださる伊野さんに、私も熱くさせられます。
もうすぐ産休に入るため本番直前まで私がレッスンすることはできませんが、残りのレッスンではこの曲の魅力や、ヴァイオリン3人の個性が重なる事で完成する自分たちの音楽を一緒に作り上げていきましょう。