本気で取り組んだのは、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」。
なんとかモノになるまでに丸3ヶ月かかりました。この曲はアルペジオ、ストローク、ソロと、ギターの要素がすべて詰まっている楽曲なので、そこから一気に世界が広がりました。
パートパートではなく、とにかく1曲通してコピーすること。多少弾けないところがあってもいいです。なぜなら、楽曲はイントロのみ、ソロのみで成り立つものではなく、全体を通してこそ、一つの作品と呼べるものになるからです。
よく言われることですが、創造は模倣から始まります。無から有は生まれません。真似をして影響を受け、そこに自分なりの味付けをするところからオリジナリティーは始まります。どんどんコピーしてください。完全コピーは無理?それこそラッキーです。工夫こそがオリジナルの第一歩です。あなたならではの弾き方を見つけていってください。
1965年12月25日生まれ。青森県弘前市出身。大学時代、高校の同級生であった鈴木研一とハードロックバンド「人間椅子」を結成。ギターとヴォーカルを担当。1990年、デビュー。ドラムのナカジマノブは2004年に加入。一時は低迷期を経ながらも休止はせずに地道に活動を継続。2013年および2015年には、OZZFEST JAPANに出演し、近年再ブレイクの兆しを見せている。2017年2月に2枚組のライブアルバム『威風堂々~人間椅子ライブ!!』をリリース。10月には通算20枚目のアルバム『異次元からの咆哮』をリリース。2018年1月には連続ドラマ『命売ります』(原作:三島由紀夫)の主題歌を担当。4月には初のMV集「おどろ曼荼羅~ミュージックビデオ集~」をリリース。