短い爪でもOK!マニキュアでできる簡単セルフネイル術♪【解説動画あり】

楽器の演奏をしていると、短い爪をキープしなければいけなかったり、演奏で爪が削れたり割れたりすることも。そのため、ネイルでおしゃれを楽しむのを諦めてしまっている方も多いのでは?

でも、楽器の演奏を理由にネイルを諦めるなんてもったいない!爪の中央にカラーをのせるなど、デザインを工夫すれば、演奏の邪魔をせずより長い期間セルフネイルを楽しめるんです♪

今回は、Instagramで活躍中のネイリスト・うねさんへの取材をもとに、きれいな仕上がりが続く基本のマニキュアの塗り方と、簡単&おしゃれなネイルデザインをご紹介します! 

うねさん(ネイリスト)
ネイリストとしてサロンに7年間勤務。その後、マニキュアの手軽さにハマり、現在は初心者でも簡単にできる褒められネイルデザインをInstagramで発信中。プチプラアイテムを使った、簡単なのにおしゃれでかわいいネイルデザインが人気で、フォロワーは3万人以上。■Instagram:@unene_____nai

マニキュアを塗る前に準備しておくコト♪

マニキュアを塗る前にやっておくべき準備を2つご紹介。
簡単にできるので、必ずやっておこう。

うねさん

ちょっとしたことですが、下準備をしておくことでネイルの仕上がりや持ちがグッと変わってくるんですよ。

爪やすりで形を整える

はじめに、爪やすりを使って爪の形を整えます。

うねさん

このとき、爪の白い部分を1mm以上残しておくのがベターです。深爪をしすぎると、ピンク色の部分が縮んできて爪全体が短くなってしまうんです。

爪に付着した汚れや油分を拭き取る

形が整ったら、エタノールを含ませたキッチンペーパーで、爪表面の油分を拭き取ります。

うねさん

爪に汚れや油分が残っていると、マニキュアがうまく塗れなかったり、持ちが悪くなる可能性があります。爪の表面はもちろん、爪の先のふちまでしっかり拭き取っておきましょう。

【基本の塗り方】ムラなくきれいに仕上げる4STEP!

ベースコートを塗って表面のムラを整える

マニキュアをしっかり密着させるため、ベースコートをON。

うねさん

ベースコートは、爪からはみ出さないように薄く塗りましょう。特にネイルがはげやすい爪の先は、しっかり塗っておくと密着度がUPしますよ。

ベースコートを塗った後は、しっかり乾かして!完全に乾く前に色をのせると、かえってヨレてしまい、残念な仕上がりに…。

マニキュアを薄めに1度塗りする

ベースが乾いたら、マニキュアを塗っていきます。爪に重ねる前に、ボトルのふちでハケをしごくのがポイント。

うねさん

ハケの片面にだけ液がついている状態が目安です。

マニキュアを塗るときは、中央の根元からON。
その後、爪の輪郭に合わせて、左右に塗り広げます。

うねさん

端からマニキュアを塗っていくと、液が横に流れていってしまいます。真ん中にのせた後に、残りを左右に広げていくイメージです。

左右に色をのせるときは、爪の輪郭に沿わせるように意識しましょう。

うねさん

はみ出た場合は、すぐに除光液をつけた綿棒で拭き取れば、簡単に修正ができます。

ネイルが乾いたら2度塗りで色ムラをカバー

1度塗りの後、マニキュアが完全に乾いたら2度塗り。ちょっぴり多めの液で、ふんわり重ねていくのがポイントです。

うねさん

ただし、液をたっぷりつけすぎないよう注意!
あくまで、1度塗りの液量と比べて、ちょっとだけ多い程度で調節しましょう

マニキュアが乾いたらトップコートで仕上げ

2度塗りしたマニキュアが乾いたら、トップコートで仕上げます。
上からコーティングすると、ネイルがはげにくくなり、持ちがよくなるんです♪

うねさん

このとき、マニキュアが完全に乾いてから多めにトップコートを塗るのがポイント。乾いていないと、カラーが溶けてムラになってしまうこともあるんです。

簡単でおしゃれ見え間違いなし!ショートネイルデザイン3

基本を押さえたところで、短い爪でもきれいに仕上がるネイルデザインをご紹介します!
不器用さんでも簡単にできて失敗しにくいので、ぜひトライしてみてください♡

うねさん

3つのネイル共通で、カラーをのせる前のベースコート&デザイン完成後のトップコートを忘れずに。前後に塗っておくだけで、持ちが大きく変わります。

ランダムに色をのせるだけ!ちょんちょんネイル

用意するもの:好きなカラーのマニキュア 3色、ラメのマニキュア 1色

異なるカラーのマニキュアをのせる「ちょんちょんネイル」は、初心者でも挑戦しやすいデザイン。クリアベースで爪の先にカラーがのらないのが特徴。
楽器を弾いて先端がはげたり、演奏のためにこまめに爪の先を削っても、きれいなネイルを長く楽しめそうですよね♩

うねさん

カラーの組み合わせは、自分が好きなものでOK。ランダムにのせるだけなので、失敗しにくいですよ。すべての色をのせずに、1つの指に2色+ラメなど調整すると、まとまり感があってGOOD!

How to

  • 1. 1色目(イエロー)を、爪の真ん中にちょんちょんとのせる
  • 2. 乾いたら、少しずらして2色目(オレンジ)を重ねる
うねさん

色の配置は、あえてランダムにするのがポイント。マニキュアを点でのせるときは、1滴の量が多くなりがちなので少なめを意識して。

  • 3. 1、2と同様に2色(イエロー、グリーン)を塗る
  • 4. 最後にすべての指にラメをちょんちょんとのせる
うねさん

ラメは、ハケですくうように拾って置くように塗るのがポイント。すべての指にちょこっとプラスするだけで、ぐっとおしゃれ度が増すんです!

使用アイテム:(イエロー)ネイルカラー S015、(オレンジ)ネイルカラー S028、(グリーン)ネイルカラー S061/ともにpa、(ラメ)パーティーフレーク GD027/NAIL HOLIC (すべてうねさん私物)

Happy Jam編集部でも挑戦してみた!

編集部

どんな仕上がりになるのか想像しながら、自分の好きなカラーをチョイスしていくのが楽しい♡ちょんちょん塗りは、どんな風に重ねてもおしゃれに見えるのがいいですね! マニキュア液の調節にはちょっぴりコツがいるけれど、失敗してもリカバリーしやすかったです♪

うねさん

ベースがクリアなので、爪に近い色を選ぶとアートが見えにくくなってしまうため、発色のいいカラーを選ぶようにしましょう。

縦長ウェーブで指先細見え♡うねうねネイル

用意するもの:好きなカラーのマニキュア 3色

ハケでカーブを効かせながら、マニキュアを重ねていく「うねうねネイル」。単色塗りとかけ合わせることで、よりこなれたデザインになります。

縦長のうねうね曲線は、爪を細く長く見せてくれるので、大人っぽい手元が演出できます。短めの爪で手元が幼くなりがちな楽器奏者にはうってつけなのです!

うねさん

凝っているように見えるけど、爪のきわにはカラーを塗らないので、実はとても簡単なんです。透明な部分をあえて埋めずに、抜け感を作っているのがポイント。同じカラーでも、重ね順を変えるだけで印象がグッと変わるのも魅力的です。

How to

  • 1. 1色目(ベージュ)を、根元からうねうねと左右に動かして塗る
  • 2. 少しずらして2色目(グリーン)を塗る。ランダムに重ねることを意識して
  • 3. 同じように3色目(ゴールド)を塗ってトップコートで仕上げる
うねさん

それぞれカラーが完全に乾いてから重ねていくのが上手く塗るコツです。重ねるときも、あえてすきまを作ってみるといいですよ。また、ベージュを単色塗りする指を作ることで、より抜け感がアップします。

使用アイテム:(ベージュ)GENEネイル ベージュ/ダイソー、(グリーン)ネイルカラー S006/pa、(ゴールド)Dark Fantasy Color GD036/NAIL HOLIC (すべてうねさん私物)

Happy Jam編集部も挑戦してみた!

編集部

うねっとした曲線を作るのが難しそうだったけれど、いざ挑戦してみたら意外と簡単!思っているよりもカーブを効かせるように意識すると、上手に曲線が作れました。なんとなく重ねるだけでおしゃれな指先になるのもうれしいポイントです♡

うねさん

マットなカラーもいいですが、あえて透明感のあるマニキュアをチョイスして、色の重なり合いを楽しむのもきれいですよ。

グラデ&ラメで失敗知らず!なじみグラデーションネイル

用意するもの:好きなカラーのマニキュア 1色、ラメのマニキュア 1色

肌になじむピンクの絶妙な濃淡に、キラキラとラメが輝く「グラデーションネイル」。色の差を自然に出すのは難しそうだけど、コツをつかめば誰でもできますよ。

爪になじむピンク&ラメは、演奏などではげても気になりにくいうえ、重ね塗りをすることで、先端がはげにくいのも楽器奏者には魅力的ですね♪

うねさん

グラデーションもラメを重ねればごまかせちゃうので、ムラもあまり気になりません。透け感あるカラーはグラデーションが作りやすいですよ。

How to

  • 1. 爪の先1/3の部分に、マニキュアを薄めに塗る
  • 2. 1よりも先の部分に重ね塗りをしてグラデーションを作る
  • 3. ラメをちょんちょん散らすようにのせる
うねさん

グラデーションを作る工程では、きれいなグラデーションを意識しすぎなくてもOK。ただ、塗り重ねて濃くしていくので、1度目はとにかく薄めに塗って!先端にマニキュアを重ねすぎて分厚くならないよう気を付けましょう。

ラメが思うようにのらないときには、塗り方を工夫すると◎。

うねさん

1度ボトルのふちでラメを落として、ハケでラメをひとつひとつすくって、爪に置いていくようにのせましょう。大きなラメ・小さなラメが上手く散らばるように置くとかわいく仕上がりますよ。

使用アイテム:(ピンク)カラフルネイルズ n70/キャンメイク、(ラメ)Dark Fantasy Color SP023/NAIL HOLIC (すべてうねさん私物)

Happy Jam編集部も挑戦してみた!

編集部

“グラデーションは難しい”というイメージがあったけれど、薄く重ねることを意識すれば簡単かも!カラーの上にラメをのせるので、うまくいかなかったところもさりげなく隠せて気にならない!爪先のはげも、ラメを重ねればバレにくそう♪

うねさん

透け感のあるカラーをチョイスするのがポイント。ネイビーやブラウン、濃い紫など、深みのある色はムラが目立ちやすいので初心者は避けるのがベター。暖色ならなじみのいい淡めピンク、寒色なら水色が個人的におすすめ!

こんなとき、どうする!?マニキュアのお悩みQ&A

マニキュアがヨレちゃった…。カバー方法を教えて!

完全に乾いていない状態で作業をしたら、ネイルがぐにゃっとヨレてしまった…。

うねさん

少しの失敗なら、ネイルオイルか除光液を使って軌道修正できますよ。ヨレた部分にティッシュなどで少量の除光液orオイルをやさしくのせて、指でポンポンと押さえると元の仕上がりに戻るんです。
カバーが難しそうであれば、ラメを重ねてカモフラージュしちゃいましょう!

爪の先がすぐにはげちゃう!長持ちさせる方法は?

楽器の演奏などで、せっかく塗ったマニキュアが指先からはげてきてしまう…。

うねさん

手のひらを表にして、爪の裏側から先端にマニキュアを塗ると、爪の先の持ちがよくなります。比較的持ちのいい“ラメタイプ”を先端に重ねるデザインもおすすめですよ。ネイル完成後、3日に1回程度の頻度でトップコートだけを塗り重ねるのも手のひとつ。

利き手のマニキュアを上手に塗る秘訣を知りたい!

利き手の爪にマニキュアを塗るとき、逆の手でハケを扱うのが難しく、失敗してしまうことも多い…。

うねさん

うまく動かせないのであれば、塗られている側である利き手を動かしてみるといいかもしれません。

上手にマニキュアを塗るのが難しかったり、演奏のために爪を短くキープしなければいけなかったり、せっかく塗っても爪の先が削れるからといって、ネイルを諦めるのはまだ早い!

ポイントを押さえるだけで、誰でも簡単に長持ち&きれいなネイルが完成するのです。
今回ご紹介したデザインを参考にすれば、すてきな演奏もおしゃれな指先もどちらも手に入れられるかも。

指先がきれいだと気分もUPするし、演奏のモチベーションも上がるはず。
ぜひおしゃれなネイルに挑戦してみてくださいね♪

この記事を書いた人

vivace

ファッションやビューティーを中心に、紙媒体からウェブまでの制作を行う編集プロダクション。