カリンバってどうやって弾くの?YouTuber Misaさん伝授“何倍もカリンバが楽しくなる”演奏法

Happy Jam編集部ウサミです!

前回の記事では、“カリンバ奏者兼、大人気YouTuber”であるMisaさんに、カリンバとの出会いやその魅力について等をお話いただきましたが、今回は実際にカリンバを使いながら、演奏法を特別にレクチャーしていただきました!

カリンバ演奏を通してさらなる魅力を発見することはできるのか!?

気になる続きをご覧ください♪

前回の記事をご覧になっていない方はまずこちらからチェック♪

【あらすじ】
「カリンバって最近流行っている楽器のようだけど、いったい何なのか。何がそんなに魅力的なのか?」
カリンバへの知識が何もなかった編集部ウサミは思い立ち、カリンバの魅力を探るべくカリンバ奏者のMisaさんにアポを取り色々とお話を聞くことになった。

インタビューを通してMisaさんから直接語っていただいたことで、すっかりカリンバに魅了された編集部ウサミは大胆にもこんなお願いをしてみるのだった。

ーあの、カリンバを弾けるようになりたいんですけど教えていただけませんか?

編集部ウサミ
私、もう目の前にあるカリンバが弾きたくてたまらないので、いきなりなんですがレクチャーしていただけますでしょうか!(笑)

Misaさん
もちろんです!私自身カリンバの演奏法をお教えするのは初めてなので緊張しますが、
よろしくお願いいたします。

編集部ウサミ
えっそうなんですか!そうすると僭越ながら私…
Misaさんの「一番弟子」という認識でよろしいんですかね!?

Misaさん
そうなりますね!(笑)
ぜひ楽しんでいただけたらと思うのでさっそくやってみましょう♪
実は今回、私が監修させていただいたカリンバの教則本「はじめてのカリンバBOOK」が出版されるのでそちらを持ってきてみました!
せっかくなのでそれを見ながらやってみましょうか!

編集部ウサミ
それは頼もしいです!ありがとうございます!
カリンバってなかなか教則本がなくて困っている方も多いと思うので、これはとても助かりますね!
では教則本を見つつチャレンジしてまいります!

カリンバを教えてくれるのはこの方

Misa(カリンバ奏者)プロフィール

Misa(カリンバ奏者)
YouTubeの動画で知ったカリンバの音色に魅了され、自身も2019年11月に独学にてカリンバを始める。同時に、YouTubeチャンネルを開設し、人気ソングをカバー演奏する動画を定期的にアップロード。1年半でチャンネル登録数10万人を突破し、動画の再生数は1,700万回を超える(2021年6月25日現在)。演奏だけでなく、自身でカリンバ用に編曲した楽譜を公開するなどして、国内外にカリンバの魅力を広めている。

■YouTubeメインチャンネル「Misa / Kalimba Music」 ■YouTubeサブチャンネル「Misaのカリンバの部屋
■Twitter  @misa_kalimba ■Instagram  @misa_kalimba

今回使用した教則本はこちら

『楽器初心者でも今日から弾ける! はじめてのカリンバBOOK』
指導・編曲:Misa(カリンバ奏者)
■定価:1,980円 (税込)■発売日:2021年8月5日(木)
判型:A4変型判/112ページ
電子版:あり
ISBN:978-4-05-801660-2
発行所:(株)学研プラス
詳細・ご予約などはこちら:https://gakufubin.shimamura.co.jp/ec/pro/disp/2/mtg0113639?ref=happyjam

出版社より・本書について
YouTubeで大人気のカリンバ奏者Misaの指導・編曲による、はじめてのカリンバ教則本です。楽器は初心者向けの「17音」カリンバを使用。楽器未経験や楽譜が読めない人でも楽しく取り組めるよう、弾き方のポイントがわかる写真を多数掲載するほか、動画で演奏している人気曲をやさしくアレンジしなおしています。曲は、単音演奏から簡単なコード伴奏付き、さらに少し凝った伴奏付き演奏へと、3ステップで学んでいきます。Misaの動画サイトで模範演奏が聴けます(一部曲を除く)。また、Misaの指導に合わせた、カリンバのピンに貼るオリジナル音名ステッカーも付いています。

カリンバの基本

カリンバの持ち方

脱力することがポイント!
  1. 両手で軽く握って人差し指は横に添えるように持つ
  2. 親指は自由に動けるように力を抜いた状態がベスト

演奏するときの姿勢

  1. 脇を開かないようにする
  2. カリンバは地面と平行に持つ

編集部ウサミ
すごい!カリンバってこうやって持つと弾きやすくなるんですね!
意識するだけで上達速度もグンと変わりそうです!

Misaさん
そうなんです!ではまずは演奏するときの持ち方や姿勢を意識してみましょう!

カリンバの弾き方

Misaさん
ではいよいよカリンバを弾いていきましょう♪

編集部ウサミ
わ~~!とても楽しみです!よろしくお願いいたします!

Misaさん
まずカリンバを弾くときについてですが、「爪ではじくのか、あるいは指先ではじくのか」という質問をよくいただきます。結論から言うとどちらも使います。爪の白い部分が2~3ミリほどあるのが理想で、クリアな音を出しやすくなります。

演奏方法

「指先で押さえてから弾く」がポイントです!
  1. ピンを指先で押さえてから、先端部分を爪で引っ掛けて鳴らす。(爪だけで弾くとカチカチとピンに爪の当たる音が鳴ってしまうため)
  2. 和音を弾くときは余分な力を入れずに、親指で弧を描くようなイメージでスライドさせる

編集部ウサミ
ーポロロン…♪
わっ!音が出ました!とても優しい音で癒やされます~!楽しい~!
でもやっぱりきれいな音で弾こうとするとなかなか難しいですね!
力が入ってしまって和音もスムーズに弾けないです(泣)

Misaさん
確かにきれいに音を出そうとするのは最初は難しいのですが、
和音を弾くときは、一定の速度・強さでスライドして音を出せるように意識して練習するのが大切ですよ♪
でもウサミさんとってもいい感じですよ!このまま「きらきら星」にチャレンジしてみましょうか!

カリンバアレンジのきらきら星(難易度1)にチャレンジ!

Misaさん
ではさっそく演奏してみましょうか!
この教則本は譜面にカリンバのピンの音名(アルファベット)が振ってあるので、楽譜が読めなくても弾けちゃいますよ!

編集部ウサミ
うわ~できるかな~!?緊張しますがカリンバ初心者代表としてやってみます!!

実際に弾いてみた楽譜はこちら!

「はじめてのカリンバBOOK」より抜粋(学研プラス刊)
ゆっくり着実に弾いていきます

 ~きらきら星演奏中~
ーポン、ポン、ポロン、ポロロン…♪(よし!あとちょっとだ!いける!)
ーポロン、ポロン、ボロ゛ロ゛~ン゛♪(不協和音)

編集部ウサミ
ゔぁ~~!!最後の音を盛大にはずしたあ~!(実話です笑)
でも…とっても楽しかったです!!弾けるとこんなに楽しいんですね!

Misaさん
最後は惜しかったですね!(笑)
でも初めてとは思えないくらい上手な演奏でしたよ!素質あると思います!

編集部ウサミ
ええっ!本当ですか!?Misaさんにそんなことを言われたら、私一番弟子としてめちゃめちゃがんばれそうです!
それに教則本があることで、今後の練習もとてもやりやすくなりそうです!

Misaさん
そう言っていただけて嬉しいです!
カリンバをこれから始める方に向けて、道しるべになれるような教則本になればと思い制作したので、
ウサミさんもこの本を見ながら演奏を楽しんでくださいね♪
進めていくとどんどん難易度も上がっていくので、難しい曲にもぜひチャレンジしてみてください!

まとめ

巷でウワサになっていた「カリンバ」は、とっても優しい音がして癒やされる楽器だった!

カリンバは、その弾き方の基本や奏法を身につけるとさらに面白くなる楽器でした!

聴く方も演奏する方も癒やされる魔法の楽器カリンバ。気軽に始めることができ、持ち運びもラクラク。
どこでも簡単に弾くことができる気軽さも人気の理由かもしれません。

皆さんもご家族やご友人と、お家や公園など様々な場所で、
気楽にのんびりカリンバを弾いて、リラックスしてみてはいかがでしょうか?

おまけ

終始丁寧にカリンバをレクチャーしてくださったMisaさん。
そんなMisaさんに思い切って「Misaさんの演奏が聴きたいです!」と身の程知らずにもお願いをしてみたところ、なんと快く引き受けてくださいました!そしてカリンバ教則本「はじめてのカリンバBOOK」にも載っている「あの夏へ」を演奏していただきました。

素敵な音色すぎてその空間が一瞬で爽やかになったのを感じました(すごかった…)。
ちなみに「あの夏へ」は難易度3だそうです(難易度5まであります)。Misaさんのあまりにも技巧的なテクニックに、難易度5レベルの難しさに見えた私ウサミは「本当に難易度3ですか?」と突っ込ませていただきながらも、和やかな雰囲気でカリンバレッスンは終了しました♪


今回Misaさんへのインタビューやレッスンを通してその魅力を存分に堪能し、カリンバの虜になった編集部ウサミ。
Misaさんの一番弟子として、カリンバの練習に励むのでした…。

ーカリンバを始めてどれくらい弾けるようになったのか、動画も含めて不定期に掲載していく予定です♪

またカリンバとともにお会いしましょう!お楽しみに!

この記事を書いた人

Happy Jam編集部 ウサミ

楽器店スタッフを経てHappy Jam編集部に上陸。「音楽って楽しい!」をモットーに最高の時間をお届けすべく真心を込めて記事を制作している。メインはピアノ、他にもあらゆる楽器を集めては弾いている楽器大好き人間。将来の目標は楽器部屋を作ること!