皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの吉武です。
今までクラシック畑な環境で育ってきた吉武ですが、最近は様々なジャンルの曲にも耳を傾けるようになり、他のジャンルにも魅力を感じ始めたので、その魅力をクラシックの視点を混ぜながらお届けしていきたいと思います。

さて、第1回目はジャズ、第2回目はボカロをテーマにお届けしましたが、ご覧いただけましたでしょうか。まだご覧になっていない方はこちらも合わせて是非ご覧ください。

クラシックな私が弾いてみましたシリーズ①～ジャズ「Take Five」～

クラシックな私が弾いてみましたシリーズ②～ボカロ曲「千本桜」～

さて、第3回目の今回は「バラード」にしぼってご紹介したいと思います。

バラードとは

まずはバラードとは何かというところからご説明させていただきます。

バラードとは比較的静かで、美しいメロディラインや感傷的な歌詞を特徴とする曲のことを言います。もともとはクラシック音楽におけるバラードから派生しています。クラシックでバラードというとショパンのバラードが有名ですね。今回は取り上げませんが、全4曲あるのでどんな曲か気になった方は是非CDなど聴いてみてくださいね。

話がそれましたが、バラードはゆったりしたテンポ、静かな楽想、美しいメロディーやハーモニー、静かなイントロとエンディングに向けての劇的な盛り上がりなどが主な特徴です。これらはクラシックでのバラードにも共通しています。また、ポップスに関しては歌詞が感傷的でラブソングも多いですね。

ただ静かできれいな曲、というのではなく、時に熱く情熱的な部分もある、というのがバラードの特徴です。

さて、今回はバラードを取り上げ、動画と共にクラシックの目線から魅力をお伝えしたいと思います。

バラードの魅力3つ

まずは私が感じるバラードの魅力を3つご紹介します！

①曲調に心が動かされる

バラードの特徴として、テンポがゆったりというところが大きくありますが、ただゆっくりで癒されるというだけではありません。サビで盛り上がり、情熱的な部分があるからこそ一曲を通して聴くと心が動かされるのではないでしょうか。落ち込んだときや、切ない気持ちになった時にバラードを聴くと魅力を感じますね。

②歌詞が深い、時に励まされる

歌詞の内容は曲それぞれですが、共通して言えるのは人の心に届く歌詞であることだと思います。聴く側の心境をまるで知っているかのように今の自分にピッタリだと感じることも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。そのような曲に出会えるととても嬉しく、運命を感じますね。

③流れるようなきれいなメロディー

バラードの特徴として流れるようなきれいなメロディーも欠かせない要素の一つです。そしてサビに向かって曲が盛り上がるにつれて音の高さが高くなっていき、強弱も大きくなっていきます。これは感情が高まっていく様子を表しているのだと考えられますね。

ピアノインストラクターによる演奏動画

「ハナミズキ」（一青窈）

「栄光の架橋」（ゆず）

「未来へ」（Kiroro）

3曲の共通点

先ほど挙げましたバラードの魅力3点に加えてこの3曲の共通点をひとつご紹介しておきます。

長調（明るい調）

ハナミズキ＝ホ長調、栄光の架橋＝変ホ長調、未来へ＝ヘ長調で作曲されています。長調の場合、曲に使われている和音が明るく、聴いていると気持ちが励まされるような気がします。3曲とも未来に向かって頑張る勇気をくれる曲ですね。

今回の検証結果

ピアノで弾いてみることでさらにバラードが好きになりました。バラードは弾き語りもでき、ピアノの音色ともよく合います。テンポが比較的ゆっくりなので技術的にも挑戦しやすく、また、上級の方には豪華なアレンジ楽譜も沢山出版されているので、レベルを問わず挑戦していただけるジャンルだと思います。

是非皆さんもピアノでバラード挑戦してみませんか？私と一緒に音楽を楽しみましょう♪

体験レッスンの受付はこちら↓

体験レッスンお申し込み・お問い合わせはこちら

インストラクター自己紹介

詳しくはこちらをご覧ください。
ピアノインストラクター吉武栄里子

「クラシックな私が弾いてみましたシリーズ」、第4回も随時更新予定です。お楽しみに！！

お問い合わせ

店舗	島村楽器 梅田ロフト店(梅田ロフト8F)
電話番号	06-6292-7905
担当	吉武（ヨシタケ）