![皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの吉武です。]]今までクラシック畑な環境で育ってきた吉武ですが、最近は様々なジャンルの曲にも耳を傾けるようになり、他のジャンルにも魅力を感じ始めたので、その魅力をクラシックの視点を混ぜながらお届けしていきたいと思います。]] さて、第1回目はジャズをテーマにお […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/umeda/wp-content/uploads/sites/155/2016/11/20180729-classicyoshitake.jpg)
皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの吉武です。
今までクラシック畑な環境で育ってきた吉武ですが、最近は様々なジャンルの曲にも耳を傾けるようになり、他のジャンルにも魅力を感じ始めたので、その魅力をクラシックの視点を混ぜながらお届けしていきたいと思います。
さて、第1回目はジャズをテーマにお届けしましたが、ご覧いただけましたでしょうか。まだご覧になっていない方はこちらも合わせて是非ご覧ください。
クラシックな私が弾いてみましたシリーズ①~ジャズ「Take Five」~
さて、第2回目の今回はジャンルをがらっと変え、「ボカロ曲」をご紹介したいと思います。
ボカロとは
その前に、「ボカロって何?」と疑問を持った方いませんか?
ボカロはボーカロイドの略語で、ボーカロイド(VOCALOID)とは、歌声の合成技術を応用したソフトウエアの総称です。ボーカロイドで合成した歌声を、特定のキャラクターの歌声として作成した楽曲をボーカロイド曲と呼ぶようです。
ボーカロイドの魅力3つ
まずは私が感じるボーカロイドの魅力を3つご紹介します!
①いつも最高のクオリティー!
ボーカロイドは楽曲を音源として作成・再生する世界なので、作成者が納得するクオリティーで完成すれば、いつも最高のクオリティーで聞いてもらうことができます。クラシックやバンドなどの生演奏の場合は演奏者のその日のコンディションによって演奏の出来が左右されてしまう世界ですが、クオリティーが最高で維持できるというのはボカロの魅力のひとつと言えるのではないでしょうか。
②作り手によって全く違った世界観がある!
同じ音色・声色を使っていても、作り手の技術・感性によって聞こえ方が全く異なります。ボカロを知らない私は、「同じ音色で作るならどれも似たような仕上がりになるんじゃないの?」と思っていましたが、考えが甘かったようです…。作る人によって個性があり、またそれは簡単に他人が真似できるようなものではないようですね。ボカロって奥が深いです!
これはクラシックの世界でも共通する部分がありますね。同じピアノで同じ曲を演奏しても演奏者によって全く異なる雰囲気に仕上がることがよくあります。どこがどう違うのかはよくわからなくても、その「よくわからないけど何か違う」というのがまた音楽を作成、演奏する上での魅力なのだと感じます。音楽ってどんなジャンルでも人間性、個性が出ますね。
③生歌とは違った声の色・音程が正確
ボカロの声は合成で作成したものなので、人間の声色とは少し違っています。そのちょっと機械っぽい音色は生歌とは違ったボカロにしかない魅力ですね。また、音程を調整できるので、確実に正確な音程で歌わせることが出来ます。歌うのが苦手な吉武にはこれが一番魅力に感じました。
私は今までボカロ曲に馴染みが無かったのですが、そんな吉武でも知っているボカロ曲の代表といっても過言ではない「千本桜」を取り上げ、動画と共にご紹介し、クラシックの目線からも魅力をお伝えできればと思います。
千本桜
千本桜のおすすめポイント
①速弾きがカッコいい
途中の間奏部分で、ピアノの速弾きが登場します。16分音符の連続で指がすばやく動く部分に注目してみてください。
②テンポが速くノリがいい
テンポが速く、聴いていると自然とテンションがあがってきます。ピアノの場合演奏者によっても異なりますが、四分音符=152くらいで演奏されることが多いようです。
③印象に残るメロディー
メロディーラインがとても特徴的で、独特な雰囲気に聞こえます。この曲は実は「ミ」の音と「シ」の音をほぼ使わずに作られています。意識して聴いてみるとおもしろいですよ!
千本桜の難しいポイント
①テンポが速い
おすすめポイント①でお伝えしたテンポの速さですが、カッコいい反面難しいポイントにもなります。
→ゆっくりのテンポから練習を始め、メトロノームのテンポを1メモリずつ徐々に上げていけばいつの間にか速いテンポで弾けるようになります。
②手を休める間がない
始まった瞬間から終わるまでアップテンポで駆け抜ける曲なので、手を休める間がほとんどありません。
→四分休符を利用して手を脱力すれば、1曲疲れずに弾く事ができます。あとは楽しみながら演奏すれば疲れは感じません(笑)
③リズムが複雑
イントロ部分の「タッタータ タッタータ タッタータ ターター」など裏拍で音が入ることが多いので、リズム習得がポイントになってきます。
→音符を細かく分解し、どのタイミングで入るのかをつかめれば弾けるようになります。もしくは何度も聞き、体で覚えてしまうのも方法の一つですね。
今回の検証結果
ボーカロイドって何なんだろう…から始まった吉武でしたが、曲を聴いてみるととてもカッコいいものが多く、ノリのいいテンポでとても楽しい曲が多い事に気付きました。特に千本桜はとても有名な曲なので楽譜もたくさん出版されています。今回は上級アレンジの楽譜で弾いてみましたが、初級や中級アレンジの楽譜もあるので、ピアノが苦手な方でもすぐ弾けちゃいます。私と一緒に音楽を楽しみましょう♪
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ピアノインストラクター吉武栄里子
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担当 | 吉武(ヨシタケ) |
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