Strictly 7 Tour Revival ~Jim日本滞在記~

■Jim Lewis来日

2016年3月23日深夜、S7GのCEO、Jim Lewisが来日しました。


当日の飛行機到着時間は夜10:30。羽田空港の美しい「和」の空間に癒されながら到着を待ちます。

しかし直前に海外で起きた事件により外国人の入国がかなら厳しくなり、入国審査場が長蛇の列だったらしく、Jimが出て来たのは0:30... 眠い。

Jimは、今回特別にRaven HLプロトタイプを持ってきてくれました。
※2017年5月、モデル名が変更となりました。


送り届けたホテルで満面の笑み♪ これもStrictly 7 Tour Revival(S7T-R)で販売したいな~と中の人は目論んでいました(笑)

■Jim東京観光 Part1

翌日はさっそくJimと一緒にS7T-RおよびS7F(Stritly 7 Fest)の打ち合わせ。


道中、太鼓の達人をプレイする中学生を見て一言。「日本にはいたるところにプロのドラマーがいるんだな」
...確かにすごいプレイをする人たちがゲームセンターにたくさんいますな。


島村楽器本社にJim Lewis来訪! 長い長い打ち合わせで少しお疲れのJim。


さらに翌日は明治神宮から...


Strictly 7 Dealersの一つ、島村楽器ミーナ町田店に赴き、スタッフ石田&遠藤といろんな話を していました。Jimも彼らもお互いかなり刺激を受けた模様。

■Strictly 7 Tour Revival(S7T-R)

いよいよS7T-R当日。


Jimと共にG-CLUB SHIBUYA様に向かいます。

中では準備が完璧に整っていました。


それを見たJimもご満悦。気合が入ります。

○Jim Lewis Talk Session Report

14:00、店内には開始前からお待ち頂いていたお客様がたくさんいらっしゃいました。

オンタイム・スタート。Strictly 7 Japanチームのカンノからのインタビュー形式でセッションは進みます。今回は内容を抜粋してここでもお伝えしたいと思います。


カンノ(以下K) : まずS7Gをスタートさせた経緯について聞かせてください。

Jim(以下J) : 2005年、Antithesisというメタルバンドでベースを弾いていた私は、同じバンドのギタリストの7弦がバンドの音に埋もれている事に対して、とてもストレスを感じていました。彼自身もそのサウンドと共に、弾いているとどうしても手が疲れてしまう事に悩まされていました。理学療法士の修士号を持って療法の仕事を行っていた事、それまでの家具職人としてのキャリアから、「じゃあ自分がギターを作ろう!」と発起して、知り合いのビルダーと共にS7Gを設立したというわけです。

K : S7Gのネックは「フラットDシェイプ」という独特な形状をしていますが、なぜその「フラットDシェイプ」にこだわっているのでしょう?


J : 何よりも、フラットDにしたのはヘッド側からボディ側まで、同じ感覚でプレイ出来るという事が一番の理由です。それは理学療法の観点から、人間工学的に理にかなっているからです。

K : 演奏性を重視したということですね? サウンド面での効果はありますか?

J : もちろん! フラットDにすることで、CやUのようにネックの角を落としすぎない事により、ネック自体の質量が上がります。そうする事で圧倒的なサウンドのパワーを得られるのです。

K : ではそれがS7Gサウンドを生み出す秘訣ですね?


J : このネックと、その他のファクターもたくさん絡んでいます。たとえばボディ材。我々はアッシュ材がサウンド面で非常に優れていると感じています。またスケールも重要です。短いスケールだと、ダウンチューニングした場合にサウンドが埋もれてしまいます。これはメタルを演奏する上では非常にマイナスです。こういったネックシェイプ、ボディ、スケールなど、全ての組み合わせがS7Gサウンドを作り上げています。

K : ピックアップもですよね?


J : そうです! ピックアップもです。私はDuncanのピックアップがS7Gサウンドにマッチすると感じています。特にSentientとNazgulのコンビネーションは素晴らしい。他にもDiMarzioやBareknucle、ファンフレットモデルにはLundgrenなど、その時その時でギターに合わせてピックアップをセレクトしています。

K : パーツ類もS7Gらしいこだわりが見られますよね?


J : HipshotのFixed Bridgeはまず見た目が最高にクールです。もちろんサウンド面でもボディとの設置面が広く、駒も弦をしっかり支えてくれる良いブリッジである事は間違いありません。また、ペグにはSperzelを採用しています。Lockingペグを採用することがほとんどで、それらはチューニングの安定性に非常に貢献してくれます。SperzelがS7Gの工房の近くにあったというのも、何かの縁でしょう。

○Strictly 7 Japan ニューメンバー「オジマ」


今回のS7T-Rから島村楽器リペア工房の「オジマ」がStrictly 7 Japanチームの仲間入り。当日はご購入者様にお渡し前セットアップを行いました。

今後ともオジマを宜しくお願いします。


セットアップ完了後のS7GにJimがサインを入れていました。これは滅多に無い事ですね~、レアですね~

ご購入頂いた皆様、ご来場頂いた皆様、G-CLUBの皆様、ありがとうございました!!

そしてS7T-R初日を終えた我々は、翌日のS7Fに備えるのです...

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