皆様こんにちは!サックスインストラクター貝塚です。
いつも吹いているサックスが今日は音が出ない!違う音がする!オクターブ上の音が出ない!そんなことありませんか?
季節の変わり目は湿度などの変化が激しいので楽器の調子も変化する時期です。
ここでは「修理(リペア)に出した方がいいのかな?」とお悩みのあなたに自分でチェックできるいくつかのポイントをご紹介します!
こんなことがあったら下記をチェック!
♯ソの音が出ない |
低い♯ドの音が出ない |
♯レの音が出ない |
音が後から変わる(シが♭シになってしまう) |
高いソを出したら低いソになってしまう(レ・ミ・ファ・ソも同様) |
普通に吹いていたのに突然音が出なくなった(出しづらくなった) |
キー(指を押すボタン)がグラグラする |
オクターブ下の音が全部出ない |
リードの変え時っていつ?NEW! |
♯ソの音が出ない
写真のようにサックスは普段♯ソ・低い♯ド・♯レのタンポ(穴)が閉まっています。 | |
湿度が多いまま放置するとくっついてしまいます。 ♯ソの音が出ない時は写真の部分がくっついている可能性があります。 |
対処方法
無理やりこじ開けず、♯ソの運指を押しながら軽い力で開けましょう。
低い♯ドの音が出ない
低い♯ドの音が出ない時は写真の部分がくっついている可能性があります。 |
対処方法
無理やりこじ開けず、低い♯ドの運指を押しながら軽い力で開けましょう。
♯レの音が出ない
♯レの音が出ない時は写真の部分がくっついている可能性があります。 |
対処方法
無理やりこじ開けず、♯レの運指を押しながら軽い力で開けましょう。
いずれも湿度が高いとくっつきやすいのでこまめに水分を取りましょう。
演奏後は必ずスワブを通してクリーニングペ―パーで(特にくっつきやすい上記タンポ)水分をとりましょう
音が後から変わる(シが♭シになってしまう)
写真のように♭シを担当しているタンポは少し小さいです。(bisキー) | |
湿度が多いまま放置するとくっついてしまいます。特にこのbisキーはくっつきやすいです。 |
対処方法
演奏後のお掃除の際、この部分はクリーニングペーパーで特によく水分を取りましょう。
それでも改善しない場合は完全にタンポが乾いている時にパウダーペーパーでベタつきを取りましょう。
高いソを出したら低いソになってしまう(レ・ミ・ファ・ソも同様)
オクターブキーを押したレ・ミ・ファ・ソを実際に1オクターブ上げているトーンホール(穴)はこのホールです。 | |
とても小さい為、よりくっつきやすいです。 |
このlowレジスターキーはとても小さく、管体内部に向かって煙突状になっています。 ですので、タンポがくっついている可能性と、この煙突内部にホコリなどが溜まって穴がふさがれている可能性があります。 |
対処方法
演奏後のお掃除の際、この部分はクリーニングペーパーで特によく水分を取りましょう。
それでも改善しない場合は完全にタンポが乾いている時にパウダーペーパーでベタつきを取りましょう。
煙突内部のお掃除はトーンホールクリーナーで管体中からホコリを取り除きます。 | |
まずトーンホールクリーナーの先を少し曲げます | |
管体内部から煙突内部の掃除をします |
普通に吹いていたのに突然音が出なくなった(出しづらくなった)
サックスはリードが振動して音が出ています。ですのでリードが自由に振動できていないと音が出にくくなります。
吹いている最中に急に音が出にくくなった時、リードのセッティングを確認してください。リガチャーが吹いている間に少しゆるみリードが斜めになっていませんか?
対処方法
リードが少し右にずれているのがわかりますか? 写真のように、ほんの少しずれただけで、音が出なくなります。 |
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下記写真のように正常な位置に戻しましょう。 |
キー(指を押すボタン)がグラグラする
写真のようにサックスはピンで楽器の操作を担っている箇所がたくさんあります。
この写真だけでもたくさんあるのがお分かりかと思います。
ですので、衣類がひっかかったり何かの拍子でピンが外れてしまう事があります。
ピンが外れているとキーを押しても音が変わらなかったり、押した感触がグラグラしたり、変な音がしたりします。 |
対処方法
ピンセットなどでピンを正しい位置に戻します。
あまり強い力を加えるとピンが折れてしまう可能性があるので、注意してください。
怖いなとお思いになりましたら専門店にお持ちください。
外れている箇所を
ピンセットなどでつまみます。 | |
元の位置に戻します。 |
オクターブ下の音が全部出ない
本体とネックの正しいジョイント(接続)はこちらです | |
ネックの背骨のようなラインと | |
本体のオクターブキーを動かすと動く、ちょっと本体より飛び出ている所 |
こちらが一列になるようにセッティングします。
こちらのようにネックがずれていると | |
ネックのタンポが空いてしまいます | |
セッティングしたとき、閉まっているのが正解です |
リードはいつ変えればいいの?NEW!
リードは木で出来ているので、1枚1枚違います。長持ちするリードがあったり、すぐ疲れてしまうリードもあります。
ですので全てのリードにいえる事ではありませんが、変えるきっかけになる症状をお伝えします。
|1.リードの先端が波打っている|
|2.中音域は普通に音が出るけれど高音域(サイドキー)はリードミスしてしまう|
|3.マウスピースの下に手を当て、マウスピース内の空気を吸い込み真空にします
リードがマウスピースに張り付いたら木の「しなり」があると言えます|
もし修理に出した方がいいのかな?と感じたら一度ミュージックサロン新小岩に楽器をお持ちくださいませ。
サックスインストラクター貝塚が楽器を確認致します!
必要があればミュージックサロン新小岩よりリペア専門店や各メーカーに修理発送も致します。
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リペア期間の短期レンタルもありますので、ぜひお問合せ下さい
このページでは今後もサックスの他事例をUPしていきますので、ぜひご自分の楽器の状態チェックにご活用くださいませ!
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島村楽器 | ミュージックサロン新小岩店 |
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