アコギ用ピックアップの取り付け費用・期間について

ミーナ町田店

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2014年01月01日

島村楽器ミーナ町田店の音楽教室・ミュージックサロンより
アコースティックギターインストラクター河原がコラムとオススメの商品紹介をお届け致します!!

ご好評を頂いている「アコギ用ピックアップ」の記事ですが、今回は番外編です。
「ピックアップの取り付け費用って、結局いくらなの?」
「何日ぐらいギターを預けなければいけないの?」
といったお問い合わせをお受けします。
それにお応えして、今回は「アコギ用ピックアップの取り付けについて」をお届けします。
レッスンのご案内もございますので最後までじっくりご覧ください!!
他の記事を読まれる方はまとめのページへどうぞ。
『1から始めるレコーディング編』はコチラからどうぞ!

ちなみにコチラは河原の使用ギターHISTORY NT102です!!l

アコギにピックアップを取り付ける!

さて、単に「取り付ける」と言っても、エレキギターのように元々あるものを交換するのとは話が違います。
0を1にするのですから、ある程度「産みの苦しみ」が必要な場合があります。
それは「本体に加工・調整が必要かどうか」です。つまり、「穴あけ」、「配線」、「バランス調整」などですね。
ピックアップの種類や、理想のサウンドによって異なり、高い水準で求めるほど複雑になる可能性があります。
では、簡単な順に見ていきましょう。

作業内容

加工なし

加工せずに取り付けた様子。ケーブルが…。

主にマグネティックタイプ(以下マグ)。コンタクト(貼り付け)ピエゾでも可能。ギターの表面板での作業のみ。
まず、弦をブリッジピン側のみ外し、マグをサウンドホールに挟み、ネジ止め。弦を張り直す。
ケーブルはボディから垂らしてテープなどで止めておきます。
以上。ご自身で出来ます。数十分で済みます。とても簡単ですが、
「大切なギターに傷一つ付けたくない!」「穴なんて空けたら音も変わっちゃうよ!」という方以外は
あまりオススメしません。「ケーブルが邪魔」なのと、「実際いちいち取り外さない」からです。
やっぱりギターは「スマート」で「見た目もカッコ良く」、「接続も簡単」にしたいですよね?!
全国のアコギ弾きの皆様、ライブ用ギターは積極的にカスタムして大音量を楽しみましょう!!

  • 例外のお話

余談ですが、「ヴィンテージギターに…」という声を稀にお聞きしますが、個人的にはグレーゾーンです。
せっかく「生音重視」で選んだギターを、わざわざ「生っぽい音」にしてしまうのは少し勿体無い気もします。
この手のギターはやはり、ピックアップよりコンデンサーマイクを使うのが無難ではないでしょうか?
つまり「レコーディング用」にするか、ハウリングしない程度の音量で演奏するか、です。
できれば、もう1本「ライブ用・ステージ用」を買いましょう。シビアな意見かもしれませんが、
ギターは「最高の1本があれば済む」という楽器ではないので、多少の割り切りは必要かもしれませんね。
オススメのエレアコもございますので、お気軽にご相談ください!

エンドピンジャック加工

加工前

Martin D28の初期状態のエンドピンの穴

本体加工で最初にぶつかる壁「エンドピンジャックの穴あけ」です。
通常のエンドピンはネジで止めているだけか、上の画像のような穴が空いています。これを約12ミリに広げます。
巷では、「これくらいは自分で…」と良く見かけますが、正直怖いです。ワタクシもここはプロのリペアマンに頼みます。
「加工」と「調整」は別物です。やり直しはできませんから…。なのでプロに任せましょう!
ちなみに、1回空いてしまえば後は自分でもできますから、工具代のことを思えば、プロなら「安心」を買えます。
ついでに面倒なコンタクトピエゾの貼り付けもやってもらえます。マグならバランス調整もしてもらえます。
「ただの穴あけと侮るなかれ」、です。
料金の目安はコチラ

加工後

エンドピンジャック用に12mmに広げた穴

インブリッジピエゾ加工

いわゆる「アコギ用ピックアップの取り付け」の最たる加工、インブリッジピエゾ用の穴あけ。
エンドピンジャックにプラスして、ブリッジ下の溝に1ミリくらいの小さな穴を空け、素子を通す。とても大変な作業です。
これ以上の加工は「オンボードプリアンプの取り付け」くらいでしょうか。もはや加工というより改造です。
流石にプロに任せましょう。素人が気軽にできる加工ではありません。
料金の目安はコチラ

ステレオ配線

2つのピックアップをミックスして使いたい方、必須の加工です。
ステレオ・ヘッドホンは右と左では少し違う音が流れてきますよね。それを利用した配線です。
別途、それぞれをブレンドする装置が必要になります。この装置についてはプリアンプ編で。
さて、作業内容ですが、電気工学系に強い方は「ハンダ付け」というのをしたことがあると思います。
ピックアップは比較的シンプルな配線のものが多く、自分でジャックへ取り付けるのは不可能ではありません。
が、とても面倒で神経の使う作業であることには違いありません。火傷にも注意が必要です。
こういった配線作業もやってもらえると楽ですよね。可能な限り、演奏だけに集中したいものです。
料金の目安はコチラ

料金

さて、取り付け料金ですが、正確な値段はここではお伝えできません。
というのも、取り付けに出すメーカーやギターの状態、取り付け内容によって若干変わるからです。
ですので、おおよその値段を掲載しておきます。ちなみにL.R.Baggsのものを参考にしています。

作業内容 料金の目安(税抜)
マグネティックの取り付け ¥8,000~
コンタクトピエゾの取り付け ¥10,000~
インブリッジピエゾの取り付け ¥12,000~
デュアルシステムの取り付け ¥15,000~
ステレオ配線 ¥5,000~

この他にも特殊な取り付けなどにも対応しているので、アナタのコダワリを是非ご相談ください。
どの作業も、お預かりしてからおよそ1週間から10日ほどでお渡しが出来ますが、
状況により変動しますので、あくまで目安です。ご了承ください。

特殊な配線の例・取り外しできるような中継配線

河原のギターはマグを外せるように中継できる配線にしています。

取り付け編はいかがでしたでしょうか?なかなか文字だけでは分かりづらいところもあると思いますので、
是非お気軽にご相談ください!!ワタクシの使用機や店頭のデモ機もお試しいただけます。
皆様のご来店、お問い合わせをお待ちしております。アクセス・お問い合わせはコチラからどうぞ。
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アコースティックギターサロンは大人の方(高校生以上)のためのご予約制レッスンになっております。
これからギターを始めたい!という方から、もっと上手くなりたい!という方、理論も学びたい!という方などなど、
様々なご要望にお応えしております。是非一度体験レッスンを受講されてみてはいかがでしょうか?
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コース アコースティックギター サロン
担当インストラクター 河原 裕介

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